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 ラブラブ100%恋歌
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 看板小説は長編オリジナル・SFファンタジー小説「カルテット」。中世のような雰囲気のある架空の世界の戦乱の時代を舞台に、4人の少年たちが繰り広げる人間ドラマ。いくつかの小説検索ランキングサイトで上位に食い込んでいるこの作品は、世界観・キャラクターともに完成度が高く、ファンタジーに食指が伸びにくい御仁にも読んでもらいたい一作。

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 私は自分がキャラクターを作るのが苦手なせいもあって、キャラクターがかっちりと決まっていて、しかもキャラクターのもつ個性や「色」が重なり合わないように作られている作品に猛烈に惹かれるという特性があります。
 「キャラクターの個性を重ならないように構築する」と一言で言うとなんだか簡単なことのようにも受け取られますが、これがまた、とんでもなく労力と技術が要る作業で、その背景に十分な人間観察の下地がないと出来ないことです。矛盾のない性格設定とその背景となるエピソード。キャラクターによって清と濁の配合を調整し、強い部分と脆い部分を作りながら、特にその脆い部分を魅力的に描き出すためには、文章の中に作者自身が埋没しつつ、かつ、冷静に作品全体を見渡す視野で立っていなければなりません。これは、とても大変なことだと思います。
 看板作品である「カルテット」に描かれている少年たちは、それぞれに異なった背景と生い立ちを持ち、反発し惹かれあいながら同じ学園で過ごし、成長していきます。読み進んでいけば、その四人の少年たちの中に、欠片のように人が普遍的に持っている様々な弱さや強さが散らばっていることに気が付くでしょう。そして、作者は見事にその弱さを魅力的に描き出しているのです。
 脆い男ほど魅力的なものはない。――私はそう思っています。
 強いだけの男はどんなに美形だろうが万能だろうが、力としての象徴となってしまうだけであまり魅力を感じないように思います。ですが、そこに不意に脆さが垣間見えたとき、私の乙女心はガッチリと鷲掴みにされてしまうのです。(いや、こんなことを書いていると照れてしまうんですが…^^;)
 ここで熱烈にキャラクターへの愛を語ると完全にネタばれになりかねないので、制御する自分がもどかしくてたまりませんが、私の愛は(たいへん傍迷惑にも)爆走しています(笑)
 ←暴走する愛その1(スィグル/左)とその2(イルス幼少期/右)
 どちらもzeroさま宅のお絵かき掲示板に書かせていただいたもの。ある程度塗りに慣れてからの2作。私が描くと、御目キラキラですが、実際はもっと骨太で素敵なんです!(>_<)
 いったん読んだものをまた最初から読み直そうかと思わせる吸引力は、市販の小説にもあまりない力だと思います。
 「カルテット」は現在第一部第三幕。第一幕から通算で45章(序章を入れると46章)まできています。架空世界でありながらリアル、リアルでありながらそこには繊細な夢想が漂う――こう書くと一見矛盾するようですが、良質な物語には不可欠な要素だと思います。まだ読んでいない皆様も、はやく出会い、魅了され、それから紡がれていく先の物語を一緒に楽しみませう。
 作者zero-zeroさまの安息と日々の幸せを願いつつも続きを熱望する感覚は、ゆっくり体を休めて欲しい――でもバンバン続きを書いて欲しいという矛盾に彩られています。昔から性格が猫科で気まぐれ曖昧自己中心的な私には珍しく、「スベテハ御主人様ノ為スガママニ」というチワワのような健気な性格になっています。惚れた方が、負けなのよねぇ。(しみじみ…)
 「カルテット」は連載中の作品ですが、とりあえず完結した作品を読みたい方には長編ファンタジー「ドラゴンティア」とSF童話「ヒューズ」が納めてあります。
 どちらがより好きかと言われたら、私は「ヒューズ」を選びます。
 童話というジャンルは、ものすごく難しい世界です。平易な文章の中にそうとは気付かせない形で真理を挿入していかねばなりません。そして、真理の姿を全く見せないようにしながら、確実にその真理へ至る扉の鍵をこっそり読者の掌に握らせ、扉を開けて一つの道を進んでいるにも関わらず、それを気付かせないようにしなければなりません。読者がその作為に気が付いた瞬間、童話は寓話に変わり、脆いほどに美しい夢は現実世界の教訓に姿を変えてしまうのです。
 「ヒューズ」の中には透明で繊細な夢想が漂っています。それはその世の何処にもないもののように思えますが、実は、まさに今、私の隣にあるものなのでしょう。

 小説メインサイトなのでまずは小説に関することばかりを書いてしまいましたが、「TEAR DROP.」の面白さはそれだけではありません。思わず頷きつつ読み進めてしまう日記、話し好きで楽しい方々が集まる話題も豊富な掲示板、作品をより楽しむためのギャラリーにお絵かき掲示板、旅行記など盛りだくさんで、とにかく楽しい。
 まだこの楽しみを知らない方は不幸なようで幸せですね。出会いの楽しみと愛する楽しみを求めつつ、未だ得られてないまだ見ず知らずの私のネット上の隣人の皆様がた、さぁ御一緒に。
 ……え? ここまで好きだと連呼していて書いてるお前は恥ずかしくないのかですって?
 好きな人の話は惚気たい、乙女心でございますのよ。コンセプトからして、ラブレターなのですもの。(笑)